卉の詩のフライヤー
中の言葉も素敵です ⋅ଂ∘
卉の詩
名前を忘れられた小さな森が在る。
誰もが行き来していたなつかしいあの場所に
今もなおその森は在る。
風にまぎれて運ばれる何かの詩の断片。
それは祈りのようで、星屑のようで、
手のひらでかき集めてはみるものの
耳元の手前、ひらひらと落ちていく。
草木のすきま。
記憶のどこか。
見え隠れする音符を追って森の深部へ。

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